昨日から2日間、沖縄で遺骨収容活動を行いました(沖縄での活動は2010年から始まり今回で13回目)。毎回のようにご遺骨が発見されますが、硫黄島のような自衛隊の基地しかない島と異なり現場の付近には人家が沢山あります。生活圏でありながら未だに多くのご遺骨が放置され続けてきた事に驚ろかされます。
沖縄県によれば3000体程のご遺骨が未だ行方不明との事ですが、僕の感覚からするともっと多いのではないかと感じています。
そして沖縄の場合は軍人や軍属の方々だけではなく多くの民間人が犠牲となっています。今まで収容したご遺骨の中には何体もの子どものご遺骨が含まれていました。また、女性用のクシの周辺に発見された女性と思われるご遺骨。今回の現場も多くの女学生(白梅学徒看護隊)が犠牲となった洞窟でした。
「戦後70年」ですが、あの洞窟の中は時間が止まったまま。戦争はまだ終わっていない。国家が始めた戦争です。遺骨収容は国家のプライドの問題です。
今年になり自民党議員が提出した「遺骨収容は国家の責務とする」といった議員立法が成立しました。
やっと国が本腰をあげました(まだ分かりませんがただ期待しています)。国や県と連携しながらこの活動を続けていきたい。
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