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ネパールでの現状

2015/10/25

ネパールでの現状

最初からこういう事になるだろうと、僕はそう確信していました。ネパール政府は震災後に援助団体に支援金を政府経由にするように伝えてきましたが、ネパール政府が迅速に対応してもらえるものだろうかと、また、本当に支援を必要としている被災者の方々へと届けられるのだろうか、との疑念が拭えなかった。
したがって「ヒマラヤ大震災基金」はネパール政府を経由せず独自のルートによる直接支援としました。
中には「ルール違反ではないか」との意見も寄せられましたが、しかし、被災支援は時間との戦いでもあります。
そして確実に被災地の方々に届かなければなりません。
今夏、被災地に訪れましたが毎日のように「政府は何もしてくれない」という声を聞いてきました。この新聞報道もそうですが、自分たちの方法は間違えていなかったと感じています。
緊急事態において何が正しい方法なのか、とても難しい。試行錯誤の日々でした。その中で特に感じたのは現場を歩く事の重要性です。日本にいては分からないことばかり。
明日は日本記者クラブにて今後のネパール震災支援について発表します。

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