CRPの数値ですが、一気に攻め込まれていたのが分かります。破竹の勢いとは恐ろしいものです。
それから抗生剤を投入し今度は全身に巡ってしまった菌への壊滅作戦。まる1週間、複数の抗生剤を点滴。
お陰でおなかピーピー。抗生剤が体内で菌と戦っているので、副作用なのか分かりませんが、フラフラに。
インフルエンザという事もあり部屋から一歩も出られずジッとしていましたが、体内はまるで戦場のような展開が繰り広げられていたのですね。
白血球さん達にも平時の倍近く動員しての攻防戦。よく戦ってくれました。白血球さんにも労いの言葉をかけてあげたい。
本日、退院の許可がおりました。お医者さんは「肺の全てのブロックが肺炎にやられていましたから、2週間ぐらいかかるかと思っていましたが、驚異的な回復力ですね。驚きました。ただし、肺のダメージは残っていますので、一月間は肺に負担をかけないようにしてください。来週からのヒマラヤは...かなり厳しいと思います。肺炎はぶり返しやすいですし」とアドバイスを頂きました。
体感的に、ぼくもちゃんと自覚しています。体力的にもかなり消耗しました。
まずは階段の上り下りからスタートします。頚椎手術の時も病院の階段の上り下りからスタート。空咳は2ヶ月間は続くだろうとのこと。あまりゼーゼーさせてはいけないので、ゆっくりと階段の上り下りからです。ビスターリ、ビスターリ。
階段の上り下りは究極的に地味。コツコツのコツのコツ!小さな事をバカにすると必ずその小さな事に泣かされます。何事にも一歩一歩。
一月後、再検査の結果、OKがでましたら、それからヒマラヤに向かいます。
ヒマラヤに帰りたい!とっても。しかし、今更、焦っても仕方がないので、ドーンと構える事にします。
敗血症... きっとこの経験にも意味がある!
そして入院のため、いくつもの講演会をキャンセルしてしまいとても多くの方々にご迷惑をおかけしました。体調管理に隙がありました。反省です。大変、申し訳ございませんでした。
病院の先生、看護師の皆さんにも感謝感謝です。本当にお世話になりました。
回復しヒマラヤに登ること。それがぼくにとっての恩返しです。
そしてツイッターやFBにて多くの皆さんから励ましのお言葉が寄せられ元気パワーを頂きました。
本当にありがとうございました!