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「こぶとりじいさん」になってしまった

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2018/09/12

「こぶとりじいさん」になってしまった

「こぶとりじいさん」になっちゃった...。

1週間以上前から奥歯が痛くなりまた虫歯かと歯科医院へ。神経を抜く診療がスタートし、抜ききるまで数回に分けるとの事で長期戦突入。

しかし、周囲から聞いていた話よりも痛みが遥かに痛く、「神経抜くってこんなに痛いの?」とツイッターなどで呟いていた。

痛みを人に伝えるのは難しいけれど、あの痛みの中で思いついた言葉は

「顎の骨をシロアリがかじり出した」「顎の骨の中をネズミが暴れている」「ハンマーで顎の骨を砕いている」「顎の下から脳天に向け串刺し状態」などなど。

人生最大級の痛みが日々更新されていく。特に夜が恐怖で、まず痛みで寝られない。痛み止めは首のヘルニア時代から大量に持っていたので、何種類かを組み合わせ服用。それでも寝られず睡眠薬を倍量。

飲み薬による痛み止めの効果はほぼなく、講演会前には近くの歯科医院を探し注射による麻酔を患部に打ってもらう。その時間だけは痛みから解放されるものの2時間〜3時間後には夢から現実の世界へと突き落とされる。

5日間ほどこの生活を続けていましたが、6日目の朝、右唇と顎の右下部分がまるで麻酔を打たれたのように感じない。

この数日間の痛みは「身の危険を感じるレベル」のもの。寝られない夜にスマホで情報を探す日々。

その日の夜、ほっぺがポンポコリンに腫れ上がり鏡を見て驚く!まるでピンポン玉が入っているみたいだ。

痛み止めを大量に飲みながら、ラジオ収録も終わり帰宅する車の中で、これを、放置していたら命に関わると、以前からお付き合いのある総合病院の院長先生に相談。「顎に膿が溜まっているね。体に菌が入ると敗血症になる。脳に回っても危ない。命に関わる問題です」と。

「千葉大の口径外科に招待状を書くからすぐなか向かってください!」と。それが22時頃か。

そして口径外科での診察が始まる。血液検査から造影剤を入れた検査を夜中に。時間が時間なので応急措置だけかと思いましたが、徹底した検査。

その結果、虫歯ではなく、歯の底の部分から流れ出した膿が広がり腫れに繋がっているのだろうとのこと。疲れが溜まり免疫力が落ちると菌が増殖し歯茎の中が膿むこともあるのだと。

また唇や顎の神経が鈍くなっているのは、化膿が膨らみすぎて神経を圧迫していからでしょう。決してよい状態ではありません。このまま、膿を取り出す処置に移ります」。

それから奥歯に穴をあけ、また、歯茎をメスで切り、歯と歯茎の両方から膿を取り出す治療。

夜中に応急措置だけでも有難いのに、ここまでやってくれる医師の姿に目頭が熱く熱くなりました。

数日間は歯茎に差し込んだチューブから少しずつ膿を出してはペッペと吐き出す。

今はまだ腫れてはいますが、あのポンポコリンからは脱出しました!

大量の痛み止めを飲みすぎた影響もあり、体は疲れていますが、少しずつ回復させたいと思います。まだまだ口が完璧に開かないけれど、まずはウナギを食べに行こう!
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