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石原都知事の発言

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2003/09/13

石原都知事の発言

石原都知事の例の「問題発言」ですが、僕としての感想は知事の発言は理解できる。少なくとも石原氏がテロを容認しているとは認識していません。ただ、橋本龍さんもそうだけれど日本の政治家の方々は言葉が少ない。そして分かりにくい。「あり得てむべなるかな」と言われるがこれは多くの国民相手に伝えるときにあえて使う言葉じゃないだろう。なんじゃそりゃと思ってしまう。

 石原知事と何度かお会いしまた白神山地の視察にも一緒したけれど、夜中まで語り合ってみて知事の国に対するストレス、怒りを嫌というほど感じた。しかし、それは僕自身まったく同感であり、例えば僕なんかは環境の分野で政治家や官僚の方々との接触がありますが、なんら使命感を持とうとしない連中に本気で腹もたつし、
「もうあいつらにはこの日本を任せられない!だったら俺がやるよ!」
とよくいきり立ったりします。あの石原知事の発言もまさしくそうゆう背景から生まれたものでなにも
「外務省の田中某がテロに殺されて当然だ!」
との意見でもないだろうに・・・。テロが許されるわけじゃない。そんなことは実際に命を狙われている石原氏ご自身が一番身に沁みて理解しているはず。石原氏に対する脅迫、嫌がらせは半端じゃないんですから・・・。
 日本政府の北朝鮮への対応だって石原知事があのような発言をされなくたってすでに多くの国民は怒ってますよ。昨日、近所で
「あの石原都知事の発言は本当に問題発言なのかなぁ~」
とお店の常連さんたちにふってみたら、ほぼ全員が石原知事の発言に賛成だった。実際に今日の新聞では都庁に779件の連絡があり、そのうち半数が知事の発言を賛成しているとのこと。反対派はすぐに都庁に電話かけるだろうが、賛成している人はいちいち連絡もしないんだろうから、半々ということは事実上は賛成意見のほうが多いのかなと思います。
 今回の知事の発言、誤解もあっただろうし、また、誤解を招くような発言をあえてしてしまった石原知事も反省しなければならない。しかし、一言で言えばふがいない国に対する痛烈なメッセージではなかったのか。政治家はよく
「政治生命かけて頑張ります!」
っていとも簡単に言うけれども、それを聞くたびに吐き気がする。
「命を賭けるっていうのはあんたらが言うほど生易しいものじゃないよ」と 僕は言いたい。命を賭けるというのならば、まず、あなた方の本気を国民に示すことが先。言葉だけじゃないだろう。

 ちょっと感情的になってしまいましたが、この石原都知事の発言を、単なる問題発言で片付けないで その真意を感じてほしい。僕は石原知事の国に対する怒り充分すぎるほど理解しています。ただなぁ~
「どうしてああゆう表現しかできないのかな・・・。」
その気持ちも分かるだけに歯がゆかったりします。

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