シェルパ基金 , 政治 , 教育 , 講演会

2007/02/22

鈍感力が大事

 昨夜(20日)はHSBCサービシーズ・ジャパン・リミテッド(英国の銀行)さんが「社会貢献」をテーマに講演会を行いお話ししてきましたが、私が理事長をしているNPO法人セブンサミッツ持続社会機構へ100万円のご寄付をしてくださりました。ありがたくシェルパ基金のほうに使わせて頂きたいと思います。

HSBC



 本日(21日)は日本財団の笹川陽平会長と日本の環境教育の普及をテーマにお話ししてきました。笹川会長は「環境問題で最も必要なのは教育です。我々の世代が環境を破壊してきた。これからの世代の子ども達に申し訳がない。今からでもできる事はやらなければいけない。その中で環境教育が必要です。あなたのような若い世代の人が環境教育を率先して引っ張っていく事に感謝します。ありがとう。応援します」と暖かいエールを頂きました。30分ほどの短い時間でしたが、笹川会長の温かい人柄を充分に感じていました。
笹川会長と

笹川会長と

 
 夕方からは大阪の三井物産株式会社で「富士山から日本を変える」をテーマに講演しました。三井物産さんとは昨年から一緒に富士山で清掃活動を行ったり、また三井物産さんの基金は富士山クラブにもご寄付を頂き、資金面、そして清掃活動に社員の方が駆けつけてくださったりと大変お世話になっています。このように多くの企業、団体に支えられて私の活動は着実に前へ前へと進んでいます。

 新幹線の移動中は原稿書き書きに追われています。クタクタに疲れ寝ようとしたらお隣に座る田附マネージャに「ハイ!野口さん!原稿の時間ですよ!」と寝かせてくれない。「もうヤダ!」ととりあえず駄々をこねるものの、書けるうちに書いておかないと後で追い詰められるのは結局自分だがら、諦めて書き始める。そんな日々です。
車内での原稿書き書き



 車内でふと読んだ新聞記事の中で印象的な言葉があった。「鈍感力が大事」である。小泉前首相が安部内閣の支持率低下に悩む与党幹部に対して「何をやっても批判される。いちいち気にするな。支持率は気にする事はない。目先のことには鈍感になれ。鈍感力が大事だ」と激を飛ばしたとのこと。この「鈍感力が大事だ」という言葉は胸に響いた。
大阪駅で

東京駅でのランチ




 そして小泉前首相はさらに「まとめようとしてはダメだ。総論は賛成でも各論では必ず反対がでる。だからまとめてはだめだ!」と言い切る。これは環境問題に対しても同じ事。意見は様々。利権が絡めばなおさらの事。地球温暖化に関しても学者の方々の中からは「人間によって温暖化が起きているとは科学的に100パーセントの根拠はない」と「人間活動によって」という言葉を否定したがる。アメリカなどはそのような学者の意見を利用し積極的に取り組もうとしない。確かに100パーセントの科学的な根拠となると証明するのは難しいようです。しかし、100パーセントの根拠が揃ってしまった時にはもうすでに手遅れとなるでしょう。多くの専門家の意見に耳を傾けながらも最後はリーダーが決断しなければならない。

 安部さんがこだわる教育再生会議が迷走していると報道されているが、17人もの委員の意見がそう簡単に1つになるわけがない。1億2000万人いれば1億2000万個の考え方、受け取り方がある。教育問題は国家百年の計とするのならば、じっくりと時間をかけたほうがいいだろう。その上で最終的に総理のリーダシップで方向性を決断すればいい。全員が大賛成などありえない。委員というものは皆、好き勝手に意見を出すもの。私も東京都や環境省の委員を務めてきたが、意見がまとまったことなどほとんどない。みな責任を背負っているわけでもなく、好き勝手に発言するわけだし、またそれが委員の役目だとも思う。環境省では最後は小池大臣が決定し東京とでは石原都知事がズバっと決断を下していた。それで結果がでなければリーダは責任をとればいい。

 小泉さんの「まとめようとするな」という言葉が小泉さんを象徴している。目先の利益に執着しなかったからこそ逆に国民から支持され続けてきたと思う。自分の信念を貫き通すのに時に必要なのが「鈍感力」。車内でチラリと目にした言葉は今の私にも必要な哲学でした。 明日は北九州での講演です。おやすみなさい。

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