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私の進む道

2008年 私の進む道

私の進む道

2008/01/01

2008年 私の進む道

エベレスト



新年明けましておめでとうございます。
今年も昨年同様に年明けをヒマラヤで迎えました。
今日のヒマラヤは雲ひとつない晴天。
シャンボチェの丘から雪煙をあげるエベレストのネパール側とチベット側の両方のルートを眺めながら
「ああ、俺は両方から登ったんだ」
と心の中で
「お前、よくやったなぁ~」
と自分に声をかけていた。
92年に初めてヒマラヤに訪れエベレストを見上げた時に他の山を圧倒する存在感に
「いつかは登れるのだろうか」
と登頂している自分の姿など雲の遥かかなた想像すらできなかった。

あれから16年、同じ場所でエベレストを眺め自分のトレースを探しながらヒマラヤでの数々の出来事を振り返っていた。自己満足かもしれないが、この瞬間こそ最大の贅沢なのかもしれない。

 念願のエベレスト両側からの登頂を果たしエベレストに対する情熱は燃え尽きたかのように感じていたのも事実。昨年、5月15日にエベレストの山頂から衛星電話で日本に「エベレストはもうお腹一杯」と話していたものの、帰国してみるとなんだか一抹の寂しさを感じていた。気がつけばエベレスト行きを無意識に探している自分の姿に驚いたものです。
今日、久々にエベレストと再会し「帰ってきたぞ!」とまるで我が家に帰ってきたような、いやそれ以上の安心感に包まれていた。生涯、エベレストから離れられないと、もう認めざるをおえなかった。

そして私の中で新たな目標、夢が沸々と湧きあがっていた。
「ああ~俺はまだ燃え尽きていなかった」
と正直
「またか!」
と戸惑い、そして呆れ果て、また不思議な事に嬉しかった。

「これが自分なんだ!これでいいんだ!」
ともはや諦めの境地であった。結局、いつまでたっても人は変われるものではない。1つの夢の実現は次の夢を生む。いつかは冒険人生が終わるものと、それまで頑張ろうと突っ走ってきたけれど、まるで底なし沼のように、次から次へとどんなに疲れ果て、体を痛めつけようが、まるで悪夢のように私から離れようとしない。結局、挑戦に終止符はないんだなぁ~。お腹が一杯になってもいずれお腹は空くもの。その時々に自分に出来る精一杯の挑戦をする。人生はその繰り返しなのかもしれない。


パアっと頭の中で描かれた夢を実現させるのはいつも通り。2008年こそ力まずに前へ前へと一歩一歩進んでいきたい。


舟津氏と


 野口健

ヒマラヤ遠征中の模様は野口健オフィシャルサイト内の「野口健メッセージ」にて更新いたします




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