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100パーセント出馬なし

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2008/10/15

100パーセント出馬なし

毎回同じ事の繰り返しですが、選挙が近づくと「野口健出馬か!」と噂されます。次の衆議院選挙に関しても同じで、周囲の人も単刀直入に質問しにくいのか、慎重に言葉を選びつつ間接的に探りを入れてきますが、ないよ。 

こっそりと準備するほど器用でもない。そもそも出馬すること自体、悪いことではないわけで、コソコソと隠す必要もない。「200パーセント出ない」と発言された方が、気が変わったのか戦略的なものであったのか、いずれにせよ突如出馬されるケースがあり、「ない」と言ってもなかなか信用されませんが、ないものはない。私の性格上、出馬すると決めたら「出ます」と先に宣言しアクションを起こします。次の衆議院選には出馬致しません。もしこれで次の衆議院選挙に出馬していましたら、私は皇居の前で腹切ることをお約束致します。

これで一件落着! ハイ、この話しはこれで終わりとします。



 先日(10月6日)第三回、安吾賞の発表会が都内で行われ、私もお伺いしてきましたが、今年は作家の瀬戸内寂聴さんが選ばれました。

 

 第一回目は劇作家、演出家の野田秀樹さん。80年代、劇団「夢の遊眠社」で若者に絶大な共感を得たが、92年、人気絶頂の時期に突然劇団を解散、名声に背を向け演劇の本場、英国に留学。帰国後、既成の手法にとらわれず「野田流」ともいえる演劇手法でシリアスなテーマに果敢に挑戦し、日本の演劇シーンをリードしてきましたが、03年の英国公演では散々酷評される。しかし、その「痛手」がさらに野田演劇を深めることになった。2006年、再挑戦した英国公演が成功を収め、新聞雑誌を賑わせ日本に明るいニュースをもたらせた。



 第二回目の受賞者はまあ~何故だか私となりました。



 そして第三回目は瀬戸内さん。それにしても瀬戸内さんの生き方は凄まじく激しい。夫の教え子と恋に落ち、夫と長女を残し家を出て京都で生活するなどの瀬戸内さんの生き方や、初期作品の表現が過激だと批判されても屈することなく、自我に目覚めた女性を描いて人々を勇気ずけ、笑顔を絶やさない反骨精神が評価された。瀬戸内さんは坂口安吾の大ファンで坂口安吾の「堕落論」を呼んで、その影響で家を飛び出し出家されたのだそうだ。瀬戸内さんは発表会で「堕落論を呼んで出家したのだから、責任を取ってもらわないと」とユーモアたっぷりに受賞を喜んでおられたのが印象的でした。



 初めて瀬戸内さんにお会いしましたが、とてもチャーミング。可愛らしい女性でお話している最中に目が合うと照れました。それでいながら、目の力はとてつもなく強く、言葉なくとも彼女の生き様、信念を全身で感じていました。この坂口安吾賞はいわゆる「文学賞」ではなく「生き様賞」。この坂口安吾賞ですが私の前後に偉大な先輩が並び、私自身、このままじゃいけないと、もっともっと激しくチャレンジしなければいけないと、最近、型に収まりつつある野口健に自身でカツ!を入れました。来年はひな壇よりも、ヒマラヤ、富士山等の現場でもっともっと泥臭く格闘したい。山の人間がまた山に戻るだけですが、来年は「現場」に専念致します。



 発表会では北鮮に拉致された横田めぐみさんのご両親である横田滋さん・早紀恵さんご夫妻ともお会いしました。ご夫妻は第1回安吾賞の新潟市特別賞を受賞されています。ご両親のお話、お言葉1つ1つに胸が痛んだ。と、同時に北鮮の拉致、テロ活動に怒りが沸々と煮えたぎっていた。アメリカは北鮮に対し「テロ支援国指定解除」を決断したが、何一つ解決していないこの現状で解除を行うは、アメリカの「テロとの戦い」というあの大前提が崩壊したことを意味するわけで、日本は明確に強く強く抗議すべきである。

 

 まずは1つのメッセージとして、アメリカにいる日本大使を一時返還させるべきではないか。またそもそも論として、「拉致問題」をアメリカ任せにしている姿勢を正さなければならない。オーバーだと思われるかもしれないが、日米安保でアメリカは日本を守るとしているが、しかし、日本に対しこのような裏切り行為が平然として行われるのならば、有事の際にアメリカは本当に日本を守るのか、といった疑念さえ抱く。



 感情論でものを言ってはならないが、日本は自衛隊を派遣してでも取り戻すのだと、そんな事は客観的にみても非現実的であり、また法的にも出来やしないこと、また国際社会がそれを許さないこと、云々は重々承知しているが、ただそれぐらいの気持ち、気迫、決意、そして覚悟をもたなければ一生解決しないのではないか。まずはアメリカから日本大使を帰国させるなど、アメリカに対し日本人は本気で怒っているんだと、明確な意志表示すべき。そして日本自身もこの拉致問題に対し、どこまでリスクを背負えるのか、覚悟を決めて取り組んでいくべきだと、素人ながら考え込んでいました。なにしろ日本人は一時は声をあげるものの、冷めやすいので困ってしまう。

 

 いくぶん、過激な表現となったかもしれませんが、なんせ日本という国家が拉致された国民を見殺しにしようといているのだから、感情的になるのも、また当然でありましょうに。



それでは、おやすみなさい。

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