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「センカクモグラを守る会」第1回シンポジウムのご報告

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2010/10/27

「センカクモグラを守る会」第1回シンポジウムのご報告

 2010年10月26日、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の会場近くに位置する名古屋都市センターにて「センカクモグラを守る会」の第1回シンポジウムが開催された。同会は、2010年10月7日、環境省の記者クラブにて設立が発表された尖閣諸島魚釣島の生態系保全を目指すものである。
 今回のシンポジウムには、野口健、富山大学理工学研究部准教授の横畑泰志先生、元北海道大学教授の阿部永先生、衆議院議員の城内実先生、獣医学博士の山際大志郎先生がパネリストとした参加。
 テレビ、新聞などメディア関係者をはじめ多くの参加者が詰めかけた。 シンポジウムでは、冒頭、野口健より「センカクモグラを守る会」設立の経緯および意義が説明された。また、野口は会場入りする前に、「尖閣諸島魚釣島の生態系保全に関する上陸調査の要望書」 を環境省自然環境局野生生物課に提出してきたことに触れ、調査の緊急性について語った。

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 シンポジウムの前半では、センカクモグラの発見者でもある元北海道大学教授の阿部永先生によるセンカクモグラに関する詳細な説明がなされ、センカクモグラの希少性がわかりやすく示された。

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元北海道大学教授の阿部永先生によるセンカクモグラの説明

 また、同会の発起人でもある横畑泰志先生により、「尖閣諸島魚釣島における野生化ヤギ問題」について、スライドを用い、詳細な説明がなされた。主に、ヤギが持ち込まれた歴史的な経緯、その後の植生の変化、そして、上陸調査を行う際の窓口についてなど、この問題に関してはじめて触れる方に対しても非常にわかりやすい内容であった。

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横畑泰志先生による「尖閣諸島魚釣島における野生化ヤギ問題」の説明

 シンポジウムの後半では、獣医学博士の山際大志郎先生がコーディネーター役となり、パネリストならびに参加者の皆様も交えての意見交換が活発になされた。城内実先生は、尖閣諸島が我が国の固有の領土であることを、歴史的、国際法的な観点から論じ、最終的には政治判断が必要であると強調された。その上で、政治判断に必要となる国民の声の必要性について熱く訴えた。

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衆議院議員の城内実先生

 また、山際先生が、自然環境が破壊されてしまうことの現実について話をふると、野口は、今夏のアフリカ遠征でみたナイルパーチのエピソードを例に、「一度環境が破壊されてしまうと、もはやそれを取り戻す事は不可能に近い」と述べた。

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 この野口の意見に対して、参加者のひとりであるチベット人のツェリン・ドルジさんは、中国がチベットで行っている過剰な開発やダム建設の現実に触れ、チベットで起きている環境問題について語る一幕もあった。

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チベット人のツェリン・ドルジさん

 約2時間半に及んだシンポジウムでは、城内実先生を中心とする議員連盟の立ち上げや、第二回目のシンポジウムや政府への要望など「センカクモグラを守る会」の今後の活動の展開などが示され、盛況のうちに幕を閉じた。

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