ヒマラヤからフェイスブックに投稿されたものをまとめました。
1月1日
この写真はディンボチェ村から撮影した夕日に染まるヒマラヤですが、画面左はローツェ南壁と右下はアイランドピーク。ちょうど月がでてきて雰囲気ありました。
12月28日にディンボチェ村の裏にあるナガゾンピーク(5100M)に登った。もう何回登ったか分かりませんが、それでも毎回感動できるものです。30日に登頂したポカルデピークは画面の左奥の一番高いのです。
30日のポカルデ峰アタック中の景色。ヌプツェとローツェ南壁。右奥のチョコンと頭を出しているのがローツェ峰の頂きです。
ポカルデ峰アタック開始直後の様子。画面中央の奥にまるでピラミッドのようなシルエットがありますが、この山はそう!あのマカルーです!カッコいいですよね。画面一番右に写っているのが先行しているニマシェルパのシルエットです。
ポカルデピーク登攀中。山頂はもう近いが岩がもろく足場が不安定なので一歩一歩慎重に。
そしていよいよポカルデピーク山頂へ!
12月30日午前8時過ぎにポカルデピークに登頂。年内最後の登頂となりました。決して大きな山ではないですが、でも最近よく思うことはエベレストのような巨大な目標、計画もいいですが、でも、こうした目の前の小さな積み重ねをコツコツ積み重ねていくことの方が実は大切なような気がします。そのコツコツの先に結果的に何かこう大きな夢に繋がっていけばいいわけで。ポカルデピーク登頂は実に素敵な登山となりました。
1月2日
ヒマラヤ(タンボチェ村)にある龍さん(橋本龍太郎元首相)のお墓参り。龍さんのお墓は東京、岡山、そしてヒマラヤと三か所。毎年この三か所の龍さんと再会するのが僕の目標。龍さんには「またお前か!相変わらずうるさいヤツだ!」と怒られていますが。このタンボチェの丘にある龍さんのお墓からはエベレストが一望できるんですよ。僕のお墓も、その時は龍さんの隣にしようかなぁ~と。そしてトコトン龍さんと一杯やりながら議論する。これは楽しみ。もうちょいシャバの世界でやることやってそれからの楽しみにとっておきます。ではではヒマラヤの龍さんまたです。
1月3日
今日はパクディン村からポルツェ村まで標高を下げました。体調不良の時は標高を下げるのが一番の薬。それにしても蓄膿症と胃炎のダブルには参りました。これだから温室育ち&ナイーブ&繊細&デリケートなアルピニストは困る。
それはそうとこの写真に写っているのはニマ・シェルパです。彼は足が長いので絵になる。昨年出した「それでも僕は現場に行く」の表紙の写真(モノクロ)もニマです。僕が撮影したので僕じゃないんですが、みんな僕と勘違いしてくれてよく「野口さん、足長いんですね」ってラッキー!。
明日からはゴーキョピーク方面に向けて再び標高を上げます。ゴーキョピーク山頂からのエベレストは雄大。山頂にテント張って「これだ!」という一枚を狙います。納得できるまでは日本に帰りません?