(2013年12月20日 フェイスブックより)
今日は山梨県富士吉田市にて富士五湖観光連盟主催の〜世界遺産•富士山の観光と環境のあり方検討会~に委員として参加しました。
東京サイドから様々な学者たち。そして地元からは地元町長、村長が参加しての議論。
両者には立場の違いがあり時に意見は食い違うもの。当たり前な事です。着地点をどこに設定するのかが最も大切で闇雲に自分の主張ばかりに執着しても先に進めなくなるわけで。その辺りのバランス感覚が求められますがえてしてその部分が毎回の課題のように感じられます。
地元の町長や村長から世界遺産登録に新たな規制を設けられる事に対し不満の声が上がりました。
彼らの立場からしたら当然といえば当然。それを頭ごなしで一方的に論破すべきでもない。地元の方々と何度も議論を積み重ねその中でよりベターなチョイスを選ぶわけだと思います。
でも、本来ならばこんな議論は世界遺産に登録される前からやっておくべきであった。富士山の世界遺産云々が話題になってもうかれこれ10年ほど経過しているわけで「何を今更!」と感じなくもないですが、まあ〜仕方がない。
散々、議論を積み重ねた結果、最終的には県知事が政治判断されるべき案件だとも思います。
いずれにせよ規制に反対はつきもの。その一つ一つをどのように丁寧にご説明していくのか、ここが極めて重要になってきます。
なにしろ条件付きの世界遺産。しかも3年以内に世界遺産センターにその宿題を提出しなければならない。ハッキリ言ってこれは大変です。利権が大きく関わってくるだけに反対意見もかなり集まるでしょう。
でも世界遺産に登録されたからには腹をくくってやるしかない。ほったらかしにしていたら次のビッグニュースは富士山の世界遺産取り消しかもしれない。
そういう危機感を抱きながら待ったなしで取り組んで行くべき。一致団結しなきゃ。
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