白神山地での環境学校ですが最後の最後に合流出来ました。首のヘルニアが悪化し身動きとれずフィールドには行けなかったですが、でも学生のみんなに会えて本当によかった。直前まで病院にいたので、果たして合流出来るかなぁ〜とそれが最大の悩み事でしたが、短い時間でしたが、彼らが白神山地で体験した事を聞けてよかった。そして楽しかった。
正直、この一週間は中々の修羅場で、心身共にガックリときていたので、青森へは日帰りという一瞬でしたがそれでも彼らと会えて久々に気持ちが晴れたし楽しかった。
Twitterの方ではご報告しましたが一週間程前から首、肩、腕と激痛に襲われ昨日の検査で首のヘルニアが二箇所ある事が判明。クスリでの完治はムリということで、メスを入れるかどうか担当医の先生とジックリとお話しましたが、首の手術はリスクもあり、本来は最終手段との事ですが、しかし、この痛みが続けば日常生活も厳しいだけではなく、ヒマラヤ登山は限りなく不可能となるので、さてどうしたものかとまだ結論は出ていませんが、生きていれば色々とあるものですから、これはこれで楽しもうと思っています。
ただ痛みで寝れないのが辛いですね。腰の骨を一部削り取り、それを首の骨にくっ付けるという方法もあるようで、説明を受けながら医学の凄さに驚きました。まさに神業ですね。
年末年始のヒマラヤトレーニング、そして来年は久々に8000mをやりたいと計画していたので、逆算するとメスを入れるかどうか、そのタイミング含め今月中に判断しようかと思っています。
今まで散々、体を酷使しながらケアーを怠ってきたつけが一気にやってきた感じですから、自業自得ですね。素直に反省!神様がせっかく試練を与えて下さった訳ですから、意味あるものにしたい。
それにしても生きていると次から次へと色々あるから人生飽きないですね。
栗城さんのエベレスト遭難で指の大半を凍傷で失いながらもこれだけの短期間で8000M級の単独無酸素登頂を成功させたのは僕にとっても大きな大きな励みになっています。彼の何が何でも復活するという強い信念なくしては登頂はなし得なかったわけで、やはり彼は凄い男です。素直に尊敬しています。
人間、最後まで諦めない気持ちが何よりも大切ですね。それにしても、白神山地環境学校に参加したくれた皆に会えたのが僕にとってはとても大きな出来事でした。今日から強烈なクスリが始まるのでしばらく副作用でヒィヒィするかもしれませんが乗り越えられると確信しています。参加者の皆には本当に心から感謝です。
色々とご心配おかけしましたが、これが自分でも驚く程に気持ちが前向きなんですね。これもまた人生です。これを乗り越えてヒマラヤの頂きに立てたら喜びも何倍のはず。よし!頑張ろう!