今日、エベレストのベースキャンプで雪崩により犠牲となったミラン・ライさん(43)の葬儀に出席しました。幼い子供が二人残され。妻のダワドマさんが泣き叫びながら「これからどうしたらいいのか分からない。家も壊れ主人も亡くなった。子どもはどうればいいの」と。13歳の息子、6歳の娘のお二人は「シェルパ基金」によって支援していくことに。被害のあった自宅に関しては「ヒマラヤ大震災基金」によってサポートします。
明日はクンデ村でやはりエベレストで亡くなったシェルパの自宅を訪問します。亡くなったのは、以前、よくヒマラヤに登っていたペンバドルジ・シェルパの妹のご主人でした。昨年のエベレスト大遭難で「シェルパ基金」の枠を大幅に広げましたが、今年もそうなりそうです。
この度のエベレストで亡くなったシェルパが何人なのか、情報が混乱して誰も把握できていません。また、ヒマラヤ全体では果たしてどれだけのシェルパたちが犠牲になったのか・・・。これも把握できていません。今回、いつもと大きく違うのは司令塔となるカトマンズがやられたことです。毎日、毎日、新たな展開がありますが、その一つ一つを受け入れながら、ではどうするのかと、試行錯誤の連続ですが、ネパールにいる以上は現場で精一杯やれることは何でもやりたい。
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