熊本の益城総合運動公園にテント村を設営しました。テント村を設営すると決めて約1週間。
本当にバタバタでしたが、しかし、「これでやっと寝られる」と涙を流した女性。
「10日間の車中泊は辛かった。身体中が痛いしエコノミー症候群が怖かった。そして何よりも辛かったのは子供たちにあたってしまったこと」と
話す男性の姿を見てテント村を設営して本当によかったと僕も涙がでました。
そして総社市の片岡市長のサポートがなければこのテント村設営は実現しなかった。市長の熱意とリーダシップ、馬力に本気で感謝しています。
いや、感動しています。そして不眠不休で現場で対応して下さっている総社市の職員のみなさん。皆さんの姿は生涯忘れません。
またテントや寝袋、マットなどを届けて下さったみなさん、雨のなか、テント村設営を手伝って下さったボランティアのみなさん、全ての方々に心の奥底から感謝です。本当に本当にありがとう。
ネパール地震では多くの日本人に助けれて頂きました。あれから一年。今度はその日本で大震災。ヒマラヤのシェルパたちからも「今度は僕たちの番だ。これでテントを買ってください」と寄付金が寄せられました。このテント村設営の原動力は日本に恩返しがしたいとの思いから。
テント村プロジェクトは始まったばかり。まだまだ、これからです。
このテント村への受け入れ可能な入居者数は約600人。しかし、車中泊を余儀なくされている方々の全体からしたらごく一部の方々です。
昨夜も車中泊を余儀なくされている方々は多数いらっしゃいます。
テント村にテントを増やしたい。あのスペースならばもう50張りの大型テントをはれる。それで約250人もの入居者を増やせる。第二弾をやりたい。
テント村は被災されている自治体からの許可があって始めて進められる。この度は総社市と益城町との関係性で実現しました。市長と町長からによるトップダウン。故に最速で実現しました。
最速ゆえ現場では混乱もありましたが、しかし有事の際は時間との戦い。慎重に協議を繰り返しアクションが遅れてしまえば、その間に命は失われていく。
このテント村プロジェクトは行政トップによる政治決断、そして支援してくださったみなさんとの繋がりで実現しました。
今週中にテント村に寝袋、厚めのテントマットを届けたい。テント村ではスタッフの小島くんが滞在しています。
彼と連絡取り合いながら細かなフォローも行っていきたい。テント村のみなさん、何かありましたら小島さんに伝えてくださいね。
今後とも皆さんのお力が必要です。どうかどうか、宜しくお願い致します。そして、ありがとうございました。