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11月16日産経新聞 野口健連載「直球&曲球」

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2017/11/16

11月16日産経新聞 野口健連載「直球&曲球」

11月16日産経新聞に掲載された、野口健連載「直球&曲球」です。
今回は、先日行われた衆議院選挙後に感じたことを書きました。ぜひご覧ください。
2017年11月16日 産経新聞掲載
「直球&曲球」
与野党共に大人になり国家国民に尽くせ
衆議院選は自民党が単独過半数を確保し圧勝。しかし、テレビをつければコメンテーターたちが「自民が勝ったのは小選挙区という選挙制度のせいで必ずしも民意ではない」といった言葉のオンパレード。ではなぜ平成21年の選挙で民主党(当時)が4割程度の得票数で自民党を破り政権交代を果たした時に同じことを言わなかったのか。
選挙特番での有名ジャーナリストの発言にも驚かされた。視聴者からの意見として「野党が酷すぎる。安倍(晋三)総理はやりたい事をしっかり形にしてほしい」と紹介されると「野党が酷すぎるってどういうことなんだよ!」と進行役なのに個人的な感情を爆発させ視聴者の意見に嚙みついてしまう。「謙虚さ」が必要なのは「伝える側」も同じではないか。
「野党共闘していれば」と言うけれど、民進党の中には自衛隊を違憲とする共産党との共闘に抵抗感があったのも事実。共産党が政権をとった場合「自衛隊はどうするのか」との問いに志位和夫委員長は「しばらくは合憲とする」と発言。「しばらく」が過ぎたら自衛隊を解体するという事か。そのような政党とは一緒に戦えないと民進党の中から声が上がり分裂したのは一国民として理解できる。民進党は分裂すべくして分裂したのである。
野党は「安倍一強」を批判するが、それを許したのは野党に魅力がないからだ。「安倍首相が嫌いだ」といいながらも「誰を総理にしたいの」と聞くと答えられない人が多い。野党は「モリ・カケ」問題を更に追及していくとのことだが、仮に違法性があるのならば捜査機関が動くだろう。国会質問の時間配分への世論調査(NHK)で最も多かったのは「与党と野党と半分ずつ(38%)」。野党の質問時間を減らした方がいいと感じている国民が多いのはなぜか。それは「政策」よりも「政局」に明け暮れる姿に辟易しているからではないか。
隣国がトランプ大統領に「独島エビ」を出した事に対し「外交センスがない」「子供じみている」などと意見が相次いだが、我が国の実情もそう大差ない。与野党共に大人になり国家国民のために汗をかいてもらいたい。
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