昨年暮れからスタートした古民家生活。リフォームも着々と進んでいます。大工さん、畳屋さんやサッシ屋さん始めとても多くの皆さんに助けられながら日々、この空間に一つ一つ新たな表情が加わっています。
今は土間(玄関周り)を作業中です。再来週にはほぼほぼ完成予定。
この古民家の中心は日本画家の古澤洋子先生の作品。特に掘りごたつがある部屋は古澤さんの作品に覆われています。大工さんが作って下さったこの掘りごたつで一杯やりながら、古澤さんの作品を眺める時間が何よりも幸せです。
酒と絵っていいもの。酔い方によって捉え方がこれまた変わってくるのもいい。
驚かされるのは、この古民家にいると時間の感覚がなくなること。気がつくと朝方まで作品を眺めながら「ちびりちびり」が続く。飲み過ぎには気をつけなければならないけれど、でも、そういう時間、空間も大切です。
何かに息詰まったり、モヤモヤ雲に支配されそうになったり、人生そこそこ生きていたら色々な事がありますが、そんな時には環境を変えてみるのがいい。
僕にとってこの古民家生活はそういう存在かもしれません。
事務所は明治25年に建てられた木造の校舎をリフォームして使っています。そして住処は築200年の古民家。意図的に合わせたわけではないのだけれど、自然とそうなりました。きっと何か意味があるのだと思います。
古いものをアレンジし息を吹き込む。使われていなかった空間が息を吹き返す。オーバーな表現かもしれませんが、「気の変化」を日々感じています。それが素直に楽しい。
それにしても、一点、大変な事は寒いな〜(^^;
家の中にして自然を感じる事が出来るのが日本家屋の魅力という事で... 春が待ち遠しい...。
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