石原慎太郎さんの訃報に愕然とさせられながらも、同時に天命を全うされたのだと。あれだけ明確なメッセージを発し続けた石原慎太郎さん。石原慎太郎さんの言動に対し賛否が湧き上がるのは当然の事ながら、しかし、僕にとっても、石原慎太郎さんの存在は心の支えであり、また、たまらなく刺激的な存在でした。石原さんが都知事時代、都の環境政策(都レンジャー制度)や都による尖閣諸島購入計画などに関わらせて頂きましたが、慎太郎さんは斬新であったと同時に対人関係に対しとてもフェアーな方でした。何処の馬の骨とも分からない僕の意見にも耳を傾けて下さり、「面白い!」と判断されれば都政にも反映してくださった。直感の人でしたね。シャイでナイーブでチャーミング。時に何故にそこまで言われなければならないのかと首を傾げた事もありましたが、しかし、その後のフォローもできる方でした。正直、カチンときた事もあります。でもその直後のあのニヤリと笑う笑顔が反則でしたね。いつしか親父的な存在になっていました。不器用で一匹狼で、決して面倒見がいい訳でもなく、時に確信犯的に人の心を傷つけながらも、それでも魅了されてしまう魅力が慎太郎さんにはありました。生き様や意思をしっかりと受け止めながら、今度は僕らがしっかりと与えられた役割の中、生きていくべきだと。
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