産経新聞【話の肖像画】9が掲載されました。
人生、色々。大変な時期でしたが、でも僕は母ちゃんを責めた事は一度もありませんね。その人といる母ちゃんの表情を見たら「これでいいのかな」と。親父から離婚を知らされた時には「母ちゃんも男をつくったんだから親父も早く女の人、見つけたら」生意気な小学6年生でした。
そして親父に一つ条件をつけた。「親父の次の人は親父の奥さんになるけれど僕の母ちゃんにもなる人。一緒に決めよう!だから、彼女ができたら紹介して」そうしたら、困った事に親父が本当に次から次へと僕に紹介してきては「どうだ?」と。「マジか!」と戸惑いながらも僕は僕で真剣勝負でしたね。
あともう一つよく覚えているのは母ちゃんが家を出て行った後に落ち込んでいる親父に「女房に捨てられた親父、母ちゃんに捨てられた僕。捨てられたもの同士で頑張っていこう!」と。このピンチをなんとか2人で切り抜けようと。でも、不思議と苦しかった記憶がない。必死だったからかむしろ楽しかった。
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