寝袋を学校にお届けした時に車中泊されている方々が寝袋を受け取りにいらっしゃいましたが、車中泊の壮絶さを語りながら中には涙ぐむ方も。「寒くて2時間も寝られないです」と。
涙声ながら何度も何度もお礼を伝えてくる方もいらして。その分だけ耐え続けてこられた苦しみや痛みが伝わってきて、胸が締め付けられる思いでした。
また何人もの方が「遠くまで何度も足を運んで下さり有難うございます。体調は大丈夫ですか?」「ヒマラヤで痛めた体は毛大丈夫ですか?」と僕の体の事を心配をして下さり...。
「大丈夫ですよ。能登半島はヒマラヤより近いですから」「それに酸素が濃いですから高山病にはならないし」に一瞬皆さんキョトンとされてその後に思いっきり笑ってくれて。
やっぱり笑い声はいい。自分が笑わなくても、笑えなくても、人の笑い声を聞いているだけでもいい。しみじみとそんな事を感じました。
他の場所でも被災者の方々とお話しさせて頂いていますが、驚かされるのは震災から約3週間も経っているにも関わらずいまだに車中泊を余儀なくされている方々がいらっしゃるとのこと。ペットがいて避難所に入れないなど理由は様々。自宅避難や車中泊をされている方々をどのようにサポートしていくのか、大きなテーマを与えられたように思います。明日、一旦、山梨に戻り次のステージについてじっくりと考えたい。
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