メラピークの山頂で「次はどこ?」と聞かれた時には「これは完全に底なし沼にハマってしまったな。すっかり山家の感覚」と半ば諦めモード。
ふと思いだしていたのは、僕が二十歳の頃、ニュース番組の生番組のスタジオにお呼ばれし、本番中に「野口さん、何歳まで山に登りますか?」にとっさに「43歳まで山に登ります」と返事をしていたのを思いだしていた。気がついたらもうとっくにその歳を超えていますが。
植村直己さんは43歳まで山に登っていたので、同じ歳まで登ろろうと。
これまで、何度、山をやめようかと真剣に考えたことか。
時に長年一緒に山に登ってきた仲間達を相次ぎ山で失った時には心底に疲れ果てていた。
山から得るものもあれば、時にその山から奪われ失う事がある。長く続けていけばそれは避けられないのかもしれない。
絵子さんとの登山がなければもう山は辞めていたかもしれない。山は時に人を飲み込んでしまいますから。
でも、あの頃に辞めていたら山から得たものよりも失ったものの方が遥かに多かったとも思う。
従って、こうして僕と山に登ってくれる絵子さんに改めて感謝。山頂で「お父さん、連れてきてくれてありがとう」と涙ながら話してくれましたが、感謝をするのはむしろ僕の方だ。こちらこそ、ありがとう。
さて、次はどこにしましょうか。
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