2002年のエベレスト清掃登山に関する記事です
腹痛のためにキャンプに3行くのが一日延期。寝られない、腹が痛い、寒い、ちょっと歩けばすぐに息が切れる。なかなか快適に過ごせない6400メートルのキャンプ2。そして咳の復活。咳き込みすぎて食べたものがそのまま...
キャンプ2までの順化を済ました我々は、キャンプ1を通過し、一気にベースキャンプからキャンプ2へと向かった。キャンプ2手前で温度が上昇し、厳しい照り返しも手伝って氷河上は灼熱地獄となり、高畑隊員とふらふらにな...
李さんの遭難騒ぎも一段落し、ご本人も元気を取り戻し、いよいよ清掃活動を開始しようと、昨夜の食事の席では久しぶりには皆がしゃいでいた。久しぶりのアイスフォール越えに備え早く寝袋に潜り込んだが、寒くてなかなか寝...
今年のヒマラヤはどうもおかしい。李さんの遭難騒ぎから、雪が振りやまない。日増しに雪崩の音が雪の重みのせいか、日に日に「ズシリ」と重くなっていく。湿りけのある重たい雪がその重さに勝てず、ベースキャンプ周辺の壁...
無線連絡を待つ面々 シェルパらに救援物資を持たせ、救助に向かうよう連絡をした 無事、ベースキャンプに降りてきて、久しぶりに、隊員の皆との夕食 夕食の間中 李さんの表情は暗かった いつもなら一番大きな声で笑って...
4月25日、ベースキャンプ周辺をシェルパ15人と共に清掃した。一見、綺麗に見えるベースキャンプも氷河の中をくまなく探せば、出てくる出てくる。我々のベースキャンプから歩いて10分ほど、氷河の内側に向かって歩い...
ベースキャンプのテントで読む本の一部 ベースキャンプに持ってきた音楽CD ラジオを聞いている時の再現写真(!?) この3日間はノンビリ過ごした。朝から氷河を眺めながら、日本から持ち込んだお菓子をぼりぼり食べ...
4月19日、2度目のアイスフォール越え。午前、7時30分、ベースキャンプ出発。アイスフォール通過中、付近の岸壁から落石が発生し、その爆音に身がすくむ。2度目のアイスフォールとあり、先が読めるので前回以上に精...
午前4時30分、起床する。テントの内張りは凍りついたまま。緊張していたのか、ほとんど寝られなかった。時おり、腕時計に目をやり、 「出発まであと5時間か」 「あと、3時間か~」 と、迫ってくる出発時間に対して...