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富士山 , 清掃活動 , 環境学校

日本人(日本国)の役割

富士山 , 清掃活動 , 環境学校

2006/07/29

日本人(日本国)の役割

 富士山環境学校(7月24日~27日)が開催され無事に終わりました。今回の環境学校はNPO法人地球クラブと合流しながら行われ、中国、韓国、タイ、マレーシア、インド、フィリピン、エクアドル(ガラパゴス)の子供達が富士山に集合し2日に渡って野口健環境学校の生徒達と清掃活動やシンポジウムなど共に活動を行いました。

 特にアジア諸国から参加した子供達は「富士山の森に洗濯機が捨てられていたことに驚いた。日本は綺麗だと思っていた(インド)」、「確かに富士山にはゴミが捨てられていたけれど、私の国はもっと汚い。(マレーシア)」「私の国ではゴミなど捨てられない。でも捨てないけれど、心から環境問題に関心がある人は少ない。規則が厳しいだけ(シンガポール)」「日本はゴミを隠すかのように捨てるけれど私の国では人々が堂々とゴミを捨てる。(フィリピン)」などと意見が出された。参加者の中でも最年少だったガラパゴスからやってきた子供は「ガラパゴスも昔はゾウガメなど食料のため、たくさん殺された。でも今ではみんなが守っている。だから今ではゾウガメも増えてきた。私もゾウガメを守る団体でボランティアしています」と絵を書きながら熱弁していました。

 環境学校の生徒達もどうすれば富士山が綺麗になるのかと具体的な案を発表。最終日にインド人の子供が「私の国でゴミを拾う活動はない。帰ってから友達とゴミ拾いを始めたい」と発言したのを聞いて、色々と大変だったけれど共催して良かったと感じました。これからの日本の役割は、アジアのリーダーとして他のアジア諸国を含め発展途上国に環境保護の大切さを伝え、技術協力や環境教育の普及に力を注ぐべき。特に中国での環境破壊は深刻。よく中国のミサイルが脅威だと発言する方もいるが、ミサイルよりも彼らの環境破壊のほうが遥かに脅威であろう。実際に白神山地の原生林では中国からの酸性雨で一部枯れていると報告を受けたことがあるし、実際に日本海、沿岸は中国語、ハングル語の漂着ゴミだらけ。つまりいくら日本国内で環境保護活動に力を入れても、環境破壊はすでに国内問題の規模を大きく越えてしまったいる。アジア全体、それを広げていけば世界全体の共通課題として、先進国が模範となってリーダシップを取らなければまったく意味を持たないだろうと思います。また、日本も公害問題を経験し大きな犠牲を払いました。水俣病、イタイイタイ病しかり。日本はそこから多くの事を学んできました。大切な事は繰り返さない為に、学んできた事を広めること。公害の先輩国として日本の役割は大きい。


 環境学校の最終日、野口健環境学校の生徒達が富士山五合目で一般登山者に参加を呼びかけながら清掃活動を行い、またエンジンを掛けっぱなしにしているバスの運転手に直接アイドリングストップをして頂きたいとプラカード片手に訴えました。環境学校の子供達が環境メッセンジャーとしてさらに活動を拡大していくことを願いながら、東京に戻ってきました。明日からは再び富士山清掃活動の為に山梨県に向かいます。

 いやいや、なかなか家でゆっくり出来ないものですが、必要とされれば精一杯その責任を全うしたい。日本が他のアジア諸国に対し模範的な行動を示さなければならないように、私も子供達に負けないよう頑張りたい。

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