明日(10月15日)からブータンへ。事実上の鎖国を行なっているブータン訪問は直前まで航空チケットが取れずヒヤヒヤものでした。訪問の最大の目的はブータン総理に12月に開催されるアジア・太平洋サミットへの参加を呼びかける事。私はこのアジア・太平洋水サミットに賭けている。シェルパ達が決壊すると指摘されている氷河湖の周辺に住んでいる。彼らが「ケン、一緒に命を賭けてエベレストで清掃活動を行ってきた。しかし、あのイムジャ氷河湖が壊れてしまえば私達は死ぬしかない。助けてほしい」とお願いされてきた。また、このアジア・太平洋水サミットの開催を最も喜んでいるのは発案者である橋本龍太郎さん。
 龍さんは2006年3月20日にメキシコで開催された第四回世界水フォーラムで「アジア・太平洋水フォーラム」の設立を宣言。そしてこの12月、第一回アジア・太平洋水サミットが開催される。龍さんの意思を引き継ぎこのサミットの運営委員を引き受けたが、初の国際会議。正直、荷が重たいと感じた事もあるけれど、シェルパや龍さんとの約束を果たさなければならない。

 アジア・太平洋水サミットの優先テーマは「水インフラと人材育成」、「水関連災害管理」、「発展と生態系のための水」の3つ。私はこの中の1つである「水関連災害管理」において「氷河と気候変動」の分科会を開き、氷河湖問題を取り上げたいと思っている。温暖化の影響をうけ、溶け行く氷河。ヒマラヤからの溶け水がネパール・ブータン・インド・バングラディシュを通り抜けベンガル湾へと流れ出す過程の中で至る所で起こる洪水等の被害は流域国がそれぞれが抱えている。ヒマラヤが急激に溶け出すことで多くの人命が失われている。その現実を世界の人々に知って欲しい。そして次にしかるべき専門家をヒマラヤの氷河に派遣、調査をして頂き、決壊しそうな氷河湖の湖水を抜くなど早期対応をしていかなければならない。


 そのためにも被災国であるネパール・インド・バングラディシュ・ブータンの元首級の方々にサミットへの出席をお願いし、共同声明を出し具体的な打開策を練る環境作りが私の使命です。すでにブータン以外の3カ国からはサミットへの出席を約束して頂いた。最後に残されたのがブータン王国。8月上旬にお会いしたインドのソズ水資源大臣からも「あなたの提案にブータンを加えなさい。4カ国で協議を行なおう」と提案を頂きそれからブータン訪問の準備に取り掛かってきました。

 せっかくのサミット。形式のみではなく実際にアクションを起こす生きたサミットにする為にも私は現場に行く必要がある。それでは、期待していてください。行ってきます。


 今日(10月14日)は富士山で清掃活動が行われました。

清掃1

清掃2





 久々にこの前までスタッフとして一緒に戦ってきた田附くんが清掃現場に駆けつけてくれた。持つものは友だ。その彼の勇士を明日、このページで紹介させていただきます。それでは、ナマステ!

田附さん

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