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トレーニング・体調管理 , 八ヶ岳

八ヶ岳登山で初心に戻る

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2008/07/23

八ヶ岳登山で初心に戻る

 ヒマラヤから帰国しやっと少し早めの夏休みを頂きました。3日間の伊豆での断食後、7月18日に八ヶ岳の天狗岳登山を行った。この日は朝から雨降りだったが、せっかくここまでやってきたのだ。午前7時過ぎに渋御殿湯を出発し黒百合ヒュッテを経由し天狗岳山頂へ。平日で雨が降っていた為かほとんど登山者がいなかったので、カモシカもリラックスし登山道まで下りて来てくつろいでいた。そんな時に突然現れてごめんなさい、と謝りつつも写真撮影。シャクナゲも美しかった。八ヶ岳は山頂までのアプローチが短いにも関わらず、森から岸壁まで様々な顔がある。

カモシカさんとばったり出会う
カモシカさんとばったり会う


美しく咲くシャクナゲ
美しく咲くシャクナゲ

この八ヶ岳の天狗岳は人生初登頂した山。毎年必ずふらりと訪れ天狗岳に登る。高等学校1年の時に落ちこぼれたあげくに先輩を殴り停学処分となり、その停学中に偶然出会った植村直己さんの著書「青春を山に賭けて」に影響され登山の世界に飛び込んだ16歳の冬。そして天狗岳に人生初登頂。あれから18年間、ひたすらに山に登り続けてきた。

八ヶ岳1

八ヶ岳2

八ヶ岳3


7大陸最高峰に登頂し、またエベレストにはネパール側、チベット側と両サイドから登らせて頂いた。またエベレスト、富士山での清掃活動も今年で9年目。どちらもだいぶ綺麗になった。最近では温暖化によって融解するヒマラヤの氷河問題・・・。私なりに精一杯走り続けてきたが、しかし、時に忙しすぎると何処に向かって走っているのか分からなくなる。ふと気がつくとぶれている自分の姿がある。ぶれずに進み続けることは意外と難しいものです。だから僕は毎年、初登山となった八ヶ岳に登っている。 今回も一人、山頂を目指しながらこの18年間の出来事を振り返りながら、特に初めて登った「あの時」に何を感じまた何に希望を感じていたのか。僕にとって大事な時間、そして大切な場所なんです。一人天狗岳の山頂で「よし!来年はマナスルだ!マナスル!」と他の登山者に聞かれないように小さな声で、しかし確かにしっかりとつぶやいていた。来年の3月20日、マナスル峰の山頂を目指して日本を出発する。
黒百合ヒュッテの皆さんと
黒百合ヒュッテの皆さんと
西天狗岳の山頂にて
西天狗岳の山頂にて


2008年7月18日 渋御殿湯にて野口健

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