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不法投棄に宣戦布告 ~千葉県環境大使に就任~

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2009/08/14

不法投棄に宣戦布告 ~千葉県環境大使に就任~

森田健作知事から千葉県環境大使に任命され就任致しました。この10年間、エベレスト、また富士山などの清掃活動を中心に活動を行ってきました。どちらも私のライフワークであり、精一杯取り組んできましたが、富士山クラブなどのNPOや富士山レンジャーなどの活躍によって富士山も五合目から上部に関してはだいぶ綺麗になった。エベレストも同様に以前と比べる綺麗になった。
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 そこで以前から「いずれやらねば」と考えていたのが地元千葉(私は千葉県民です)です。千葉県は山形、茨城に次いで不法投棄全国ワースト3位。昨年の新規不法投棄は1万3853トン。これはあくまでも調査して把握している範囲にすぎない。実際はこの数字では済まされないだろう。

 私自身、千葉の至る所に出かけてきたが産業廃棄物などの不法投棄、そして車からポイ捨てされたゴミの山々を嫌というほど目にしてきました。また不法投棄に関しては千葉県外から運ばれてきたものであろうと思われるものも多かった。エベレストや富士山の活動を続けながら地元の惨状にこのままでいいのだろうかと気になっていました。特にアクアラインが800円となり県外からの不法投棄が木更津方面に増えると推測されている。

 ちょうどそのタイミングで森田健作氏が知事に就任された。メッセージ性のある森田知事の誕生に「一緒に戦える!」とご連絡させて頂きました。ヒマラヤ・マナスル峰遠征中であり、マナスル峰のベースキャンプから衛星通信などの機材を使ってテレビ会談。「一緒に千葉を守りましょう!」と誓い合った。そして帰国し森田知事と初対面。2時間ほど意見交換を行ったが「とにかく千葉を変えたいんだ!」と終始こちらが火傷するほど熱かった。不法投棄と戦うのは並大抵の覚悟がなければやれない。森田知事となら、パートナーとして一緒に腹をくくって戦える。知事自らが不法投棄の現場に赴き、また時に清掃活動にも参加される。これが実現すれば現場は動く。森田健作知事から「環境大使をやってもらえないか」と、それに対し「一緒に現場で汗を流して頂けるのならば」と御受け致しました。DSC01887

森田知事とのテレビ会談
 

千葉県知事 森田健作氏とヒマラヤからのテレビ電話会談の模様

 環境大使なり観光大使といった要職は一般的には名誉職的なイメージが強いが地元民である私が引き受けた以上は具体的なアクションを起こしたい。

 (1)県内小中学校での環境教育プログラム
 (2)不法投棄現場の調査
(3)地元NPO団体と千葉県(県警含む)と連携してパトロールや清掃活動を     行う仕組み作りなどなど。

 特にNPO団体との連携は最も大切だ。地元が目を光らせれば不法投棄業者にとってこれほど脅威になるものはない。いずれも富士山などで取り組んできた今までの活動が生きてくる。

 そして何よりも大切なのが不法投棄と戦う!といった明確な姿勢だ。先日行われた千葉県記者クラブでの会見で「不法投棄に宣戦布告。森田知事と腹を括って一緒に戦う。」と宣言させて頂いたのも私なりの覚悟であった。

 環境大使としてのスタートは9月6日に幕張で開催される「STOP!地球温暖化 IN エコメッセ2009」から。

 環境問題は行政任せだけではダメ。民間団体だけでもダメ。環境の環(かん)のもう1つの読み方は「わ」です。つまり官と民、みんなで連携し取り組んでこそ実現していくものです。

 千葉県の皆様、どうかこれからよろしくお願い致します。そして一緒に汗を流しましょう!

毎日新聞

産経新聞

FNNニュース(動画が見られます)


 
 2009年8月13日 千葉県環境大使 野口健

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