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橋本龍太郎氏と , 環境学校 , 講演会

「ありがとう」に「ありがとう」

橋本龍太郎氏と , 環境学校 , 講演会

2009/11/14

「ありがとう」に「ありがとう」

山口県大津島での講演を終え、11月9日、岡山県総社市へ。昨年から総社市の環境観光大使を引き受け、今年から総社市内の小学校を対象にした野口健環境学校プロジェクトをスタート。総社市内には小学校15校あり、野口健環境学校は毎年その舞台を移しながら最終的には15校全てで開催する計画です。授業内容はその地域によって例えば今回のような清掃活動であったり、小諸市でやっているような間伐体験であったり、もしかすると壁の落書き消しかもしれないし、その場所にあったテーマを見つけることとした。義務教育の中に現場型環境教育を取り入れたいと、長野県小諸市からスタートしたこの取り組みが岡山県総社市にも広がった。嬉しい広がりである。
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 総社市は私が尊敬し父のように慕ってきました橋本龍太郎氏の故郷。その総社市の市長は橋本龍太郎氏の秘書を務めていた片岡聡一さん。片岡さんが橋本龍太郎氏秘書時代からのお付き合い。片岡市長に「現場型環境教育を全国に普及したい」といったようなお話をしていましたら、「総社市も積極的に環境問題を取り組みたい。特に環境教育は私たちのテーマでもあります。一緒にやりましょう!」と意見が一致し野口健環境学校がスタート。今年はその第一回目。池田小学校の全校生徒と共に一日を過ごしました。
彼らとのやり取りが何よりも楽しい
彼らとのやり取りが何とも楽しい

池田小学校の子供たちと清掃活動!
池田小学校の子供たちと清掃活動!
 最近、遺骨収集問題など難しいことばかりを考えていたので、久しぶりに子供たちとフィールドで活動出来た事は私にとってもリフレッシュ。清掃中も元気一杯、楽しそうにはしゃいでいる子供たちに僕が逆に元気を頂きました。これから毎年、総社市内の小学校を転々と移動しながら多くの子供たちと現場で様々な活動を展開していきますので、僕としても毎年が楽しみになりますが、なにしろ15校ありますから、私もある程度長生きしないと、約束違反となります。頑張らないと。

片岡市長と
片岡市長と

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 夜、東京に戻る前に橋本龍太郎氏のお墓参り。久しぶりに龍さんと再会。龍さんが生きていれば、ご相談したいことが本当に山ほどある。ヒマラヤの氷河融解による氷河湖決壊対策も洞爺湖サミットで止まったまま大きな進展が見られないまま。遺骨収集問題もまあ~本当に色々とあります。問題提議するだけならどれだけ楽か。最近になって龍さんの言葉であります「例え火だるまになろうとも・・・」が身に沁みます。僕ももっと頭が良ければいいんですが、長年のヒマラヤ登山の影響でしょうか、酸欠によっておそらく大半の脳細胞が死んじゃった影響も多々あると思いますが、今やカニミソ状態。龍さんのアドバイスが本当にほしい。龍さんのお墓の前で「先生、力になってください」と心からお願いしていました。おそらく「ハイ、ハイ、まあ~君がどこまでやれるか、とりあえず見守っておくよ」といった返事なのだろうと、「とにかくやれる事は全てやりますので援護射撃頼みます」とお伝えし東京に戻ってきました。
龍さんの墓参り
龍さんの墓参り

 翌日から都内で遺骨収集をテーマに、その次の日は名古屋でやはり講演。訴えながらアクションを起こしていくしかない。その1つ1つは地味かもしれない。ただ、その1つ1つの積み重ねが何よりも大切です。粘って粘って、食らいついていかなければ。
講演会の日々(名古屋にて)
講演会の日々(名古屋にて) 

 そんな日々がしばらく続きますが、そんな時こそ、子どもたちとの触れ合いにどれだけ救われたことか。これ本音です。池田小学校の子どもが「野口健さん、遺骨収集まで行ってくださりありがとうございます」と声をかけてくれた時には思わず抱きつきたくなってしまった。「ありがとうございます」の言葉に私も「ありがとう」の言葉でかえしたが、本当にありがたかったんだ。ありがとう!

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