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富士山 , 富士山清掃 , 対談・会談 , 清掃活動

環境問題は人間社会が相手

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2010/06/23

環境問題は人間社会が相手

またまたブログアップが久々になってしまいました。相変わらず全国行脚でパソコンに向き合う時間が少なかったということもありますが、それ以上にツイッタを始めたらそれが面白くて、ハマっていたということもあります。これからは両方頑張ります!

前回のブログ更新時から今日までの活動は以下

6月5日  秋田県の雄物川で清掃活動に参加し午後はパドラーズシンポジウムに参加。
6月6日  一橋大学で講演 夜はMRサンデーに出演
6月7日  山梨県へ 富士吉田市の堀内市長、鳴沢村の小林村長へ表敬訪問
6月8日  ベストファザー賞受賞
6月11日 都内にて講演
6月12日 石川県輪島市にて講演
6月13日 山形県村山市にて講演
6月14日 都内にて講演 夜は日本テレビの特番の収録
6月15日 都内にて講演 夜は田中康夫氏、木内実氏、有元香氏と会食
6月16日 「テリー伊藤・たい平ののってけラジオ」に出演後、岩手県前沢町にて講演
6月18日 愛知県西尾市にて講演
6月19日 長野県長野市にて「チベット問題」をテーマの講演会 午後は善光寺訪問
6月20日 富士山清掃活動 
6月21日 河口湖町 渡邊町長へ表敬訪問、午後は河口湖町、鳴沢村にて自民党候補予定である宮川典子さんの応援演説

とっ まあ~こんなふうに動いていました。
テリーさん、たい平さんと (2)
テリー伊藤さん、林家たい平さんと

それにしても雄物川のゴミは凄かった。地元のNPO団体が清掃活動を始め行政にも呼びかけ地道に清掃活動を行ってきました。そしてさらに県民に対しても関心を持ってもらうためシンポジウムが開催され参加してきました。

私たち富士山クラブと同じように行政が動くまで待つのではなく、まずは自分たちでアクションを起こす。それから行政や地元の人々にも呼びかけ活動の輪を広げていく。行政がなにもしないと批判するのも1つの方法かもしれないが、まずは自分たちでアクションを起こさないと何を言っても信憑性がないというか説得力を持たないわけです。したがって秋田パドラーズの方々の「まずはアクション」に大いに共感。来年も清掃活動なりシンポジウムが開催させるのならば参加したい。
雄物川をカヌーで漂着ゴミ視察
雄物川をカヌーで漂着ゴミ視察

雄物川の中州でゴミを拾う
雄物川の中州でゴミを拾う
秋田パドラーズのみんなと
秋田パドラーズのみんなと

7日は富士急行の堀内社長と共に富士吉田市長、鳴沢村村長の元へ表敬訪問。特に堀内社長とは富士山の環境問題ではこの10年間一緒に取り組んできました。富士山の清掃活動を始めた10年前、地元から

「環境問題は地元の経済の足を引っ張る」
「入山制限されたら客が減る」
「世界遺産にするといって河口湖のブラックバス放流が禁止されたら大打撃だ」

などといった反対意見が相次いだ。その中で地元企業でもある富士急行の堀内社長が助け船を出して下さった。「野口さん、反対意見が多いでしょうが、富士山清掃活動には地元の企業として感謝しています。一緒に取り組んでいきましょう!」と清掃キャンペーン含めまた地元の市町村とのパイプ役になってくださった。

今回もその一環として市役所、村役場に表敬訪問しました。ゴミを拾うだけでは根本的な解決にはならない。ゴミを拾いながら地元市町村、両県(山梨・静岡)、環境省なりに働きかけ一緒にアクションを起こさない限り本当の意味で富士山は変わらない。ゴミを拾いながらどうすればゴミが出ない社会を作っていけるのか。清掃活動を始めた当初、環境問題の相手は自然といったような印象を持っていたが、動植物が環境破壊するわけではなく人間社会。

人間社会が相手となればそれは様々な人が関わってくるわけで一筋縄にはいかない。当然のように反対意見も出てくるわけです。アメリカの国立公園は基本的に国有地。しかし、日本の国立公園の場合、環境省の所有はたったの2パーセント。つまり一方的に管理できるわけではなく、他省庁や地元行政、また地主と合意形成を行わない限り一歩も前に進めない。この合意形成が実に難しい。しかし、その合意形成を軽視し一方的に活動を展開しても限界がある。富士山でゴミを拾いながら山を下りてくれば定期的に環境省なり県なり市町村に訪れては声をかけてきたのはまさにこの合意形成のため。みんなで取り組まないと。

環境の環は読み方を変えたら「わ」。つまり関係性であり連携だ。一部の人が行うのは「環」ではない。この「環」をどれだけ広げていけるのか、そこが最大のテーマです。
富士急行の堀内社長と (2)
富士急行の堀内社長と
富士山の地図を広げながらのご説明 (2)
富士山の地図を広げながらのご説明

鳴沢村 小林村長、堀内社長と (2)
鳴沢村 小林村長、堀内社長と
P6210766
河口湖町 渡邊町長と
吉田市長と (2)
富士吉田市の堀内市長と

富士山清掃活動中
富士山清掃活動中

P6200761
富士山清掃にて

一橋大学にて講演
一橋大学にて講演
講演中の様子
講演中の様子

田中康夫さんとは初対面。テレビで拝見する印象とは大きく違いとても気を使われる方でした。そしてお話の幅が広いというか、永遠と話し続ける事が出来るパワーに圧倒。政治の話からそれこそ女性の話まで(笑)以前から交流のある木内実氏が紹介して下さったのですが、田中康夫さんは僕の本を全て読まれ、またホームページにブログも過去の記事まで遡って読まれていたのには驚き。遅くまで飲みながら様々なお話をさせて頂きましたが、共通するテーマも多く、これから一緒に「何かが」できると直感ですが、明確に感じていました。(あっ 別に一緒に政治活動するという意味じゃないですよ)
田中康夫さんと (2)
田中康夫さんと

8日のベストファザー賞は受賞のお知らせを頂いた時には心底驚いた。かみさんに電話で報告したら受話器の向こうから「辞退しなさい!あんたがベストファザーなんて詐欺だ!」と鬼の声が・・・。返す言葉もなかなか見つからなかったが「あの~これはベストファザー賞であってですね、ベストハーズバンド賞ではないのですが・・・ダメでしょうか?」と伝えたら「あっそっか」だって。「おめでとう」一事なし。まあ、どの賞をとってもいつも通りですが。

 まっ 色々あります。本当に。よく人様からは「結婚してからは危険な冒険はしなくなりましたか?」と聞かれますが、我が家はまったくもって逆。結婚してからの方がヒマラヤ挑戦が増えている。何を持って危険か?人にとって危険は色々。ヒマラヤの雪崩よりも家庭内雪崩の方がよほど恐ろしい。私にとっては家よりもヒマラヤの方が安全地帯?
ベストファザー賞受賞
ベストファザー賞

余計な事をペラペラ喋ってしまった
余計な事をペラペラ喋ってしまった

(チベット問題に関しては次回以降にレポートします)

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