八ヶ岳からの北アルプス
硫黄岳山頂にて
そんなに眉間にしわを寄せてどうする、小島クン
カモシカとの出会い
アフリカから戻り全国行脚の日常生活に戻りバタバタしている内に一ヶ月間があっという間に過ぎた。「ブログをもっと更新しなきゃ!」と思いながらズルズル。アフリカの出来事で書きたい事が沢山あるんですが、怠けていますね。それに比べ藤巻亮太さんのブログは立派。見習わないとなぁ~。アフリカの写真集ページの写真選びで一杯一杯でした。これからもっとアップしていきますね。
そして今回はやっぱり八ヶ岳。相変わらずの渋ノ湯~天狗岳~硫黄岳~横岳~赤岳~美濃戸口までのトレッキングコースですが、このコースを歩くと「帰ってきた!」と感じるんですね。「年に何回このコースを歩いているんだろう」「山も色々あるだろうよ!」と自分でも分かっているんですよ。でも、やっぱり八ヶ岳が好き。何度歩いてもいつも違う景色や発見がある。様々な出来事を振り返りながら歩くのも好きです。なんせ、八ヶ岳・天狗岳は人生初登頂の山。僕にとっては原点なんだな。
10月17日、一日しか休みが取れず前日の仕事を終えてから八ヶ岳に向かった。22時過ぎに渋御殿湯さんに到着。そして翌朝早朝スタート。移動の日々が続いていたので、疲れが溜まっていたのか、少し体調が微妙だったのが影響したのか、今回は歩ききるのに10時間半。いつもより2時間前後オーバーだったかな。ただ、アフリカに引き続き、相変わらずのカメラ小僧発揮で、ひたすらアングルを探しながら、これだ!と感じたら寝転がったりしながら撮り続けている姿にスタッフの小島クンは言葉にはださないもののその表情が「いつまで撮っているんだよ。早くしてよ」と物語っていた。そういえば、亮さんとアフリカのルェンゾリ峰でも二人して歩いては立ち止まり「パシャリ!」、そしてまた歩いては「パシャリ!」を繰り返していたら日頃は温厚なガイドのデジーが「お前らいい加減にしろ!」みたいな表情になっていたのを思い出した。
写真って凝りだすと時間かかるんです。故に登山中は大変ですが、しかし、写真を撮影する事で見えてくる世界もある。なにしろひたすらアングル探しをしているわけで、これもかなり自然に、色々な角度から眺めたくなるので、スタスタ歩いていたら気が付かない角度の世界があるんです。
それにしても天気は微妙でしたが、富士山、北アルプスはよく見えた。アフリカ遠征前に購入した望遠レンズがまたいい感じで捕えてくれてね、素人ながらファインダーを覗きながら「きた!」と興奮しながらシャッターを押した。中学、高校時代は写真部。数年前から再びカメラを始めましたが、本当に楽しい。今一番の趣味は間違いなく写真。特に亮さんと出会ってからはお互いが同じ趣味なだけに互いに意識してね、八ヶ岳、ヒマラヤ、アフリカと一緒に旅をしながら撮影できた事が何よりも素敵な時間でした。亮さんの写真にはとても優しさと温もりを感じて亮さんの人柄を感じるんですね。写真はその人を表す。
19時は30分頃、美濃戸口まで下り、その日の内に東京に戻ろうとしましたが、バテバテ。今までで最も疲れていた。腰もパンパンに張り、「あれ~年とったのかなぁ~」と心配していたら横で22歳の小島クンも体中を摩りながら「腰も足もパンパンですよ」と声を上げている姿に、「な~んだ、俺もまだ22歳と一緒だぜ!」と。しかし、結局、この日は渋御殿湯さんに泊まり翌早朝に東京へ。そして午後の新幹線で仙台へ。そしてその翌日には長野市で講演。長野~仙台~長野と、山を降りたらやはり移動の日々。周りの人には「たまの休みぐらい家でゆっくり休んだら」と言われますが、でも、例え一日でも山を歩けたらそれで元気になるんだなぁ~。家で寝ているよりも山の方がエネルギー注入になる。
さて、次の登山は白神山地!しかもプライベート。そしてもちろん!カメラ片手に。今からめちゃ楽しみ。秋の白神山地は初めて。紅葉の白神山地。どのような世界なんだろうか。新たな発見に心がときめく。山って、カメラって、本当に最高!