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今回の選挙で強く感じること

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2012/12/11

今回の選挙で強く感じること

維新の会の橋下氏が選挙の前半戦を振り返り「自民党に完全に負けている」と敗北宣言とまではいかなくともつい本音をポロリと漏らした。
秋ごろから有権者の維新離れが目立つようになりあれだけ罵倒していた「立ち上がれ日本」と組むことに。当初は維新の会の主要政策を石原慎太郎さんに丸飲みさせたような報道。僕もその情報を鵜呑みし「石原氏の敗北を意味する」とTwitterで呟いていた。

ただ石原慎太郎さんとは長年の付き合いで僕は自身の父親像と重ね時に理不尽な事も仰るがそれでもたまらなく魅力を感じ続けてきた方です。都レンジャー制度の立ち上げなど都知事時代の石原さんに提案し名誉隊長も勤めさせて頂いている。遺骨収集活動やセンカクモグラを守る会にも影で支えてくださった。それだけに維新の会の橋下氏にまんまとやられてしまうのではと感じれば感じるほどに耐えがたい苦痛であった。
それだけにTwitterの呟きの最後に石原さんに対し「負けて勝つことになるのか」と希望的観測を付け加えていた。

それから数日経ってから明らかにされ始めたのが維新の会の主要政策の変更。あれだけ原発の再稼動を認めないと発言されていた春先。その脱原発が維新の看板から外された。企業献金反対も。そして世間から維新が変貌したと落胆の声が広まった。

あれ、石原慎太郎色が強まっている。だとするのならば太陽の党が結果的に維新の会のを飲み込んだ事になるのか...。
しかしその後も東京組と大阪組との食い違いが続く。原発のフェードアウトといった極めて第三者的な文言を「直させます」と石原さん。党として誰を首相に担ぐかとの問に石原さんは平沼氏を選んだ。しかしその直後に大阪組は「あくまでも石原さん」とここでも食い違いが。

党を一つにしてみたが本質は看板の下には「太陽の党」と「維新の会」がある。選挙中でもこれだけ噛み合わない両グループ。選挙後は時間と共に結束力が弱体化しそう長くない将来に分裂するだろうと多くの有権者が感じ取っているのでは。
橋下氏の発言はまるで日替り定食。これも維新離れに拍車をかけた。

石原さんを担げば関東で票が取れると橋下氏は期待したかもしれない。しかし、関東の人間はそう単純でもない。特に都民は都知事としての石原慎太郎さんを応援したんであって維新の会の代表である石原慎太郎さんを同じようには支持しない。

それはそれ、これはこれと流される事なく客観的にまた冷めた目で見ている。なかには橋下氏の事を「新たなトラストミーの出現」と表現する人も。民主党政権で散々な目にあった。もう「素人集団、ペテン集団には騙されたくない」との声をよく耳にする。
選挙結果は蓋を開けてみないと分からないが冒頭に紹介した氏の「自民党に完全に負けている」発言は氏がヒシヒシと感じている恐怖なのかもしれない。都民はそう簡単ではない。

ふと感じる事がある。では橋下氏、石原慎太郎さんのどちらに分があったのかと。政治の世界は一寸先が闇と言われる。何が起きるのか分からないのが政治の世界。だとしても私の素人的な感想はどちらにとってもマイナスだったのでは。

一匹狼、また一国の主人である殿様が似合う石原慎太郎さん。都知事が天職だったように感じる。政局が得意でも好きでもないだろうに。80才を超えた体に鞭を打ってでもこの国を救いたいというお気持ち、焦りもよ〜くよ〜く理解できる。それでも都知事として国にもの申す方が影響力があったのではないかとも思う。

歴史に「もし」はないがあの都による尖閣諸島買収計画が民主党政権に邪魔されていなければ恐らく知事を辞めていなかっただろうとの見方もあり残念。都が尖閣諸島を買収すれば様々な可能性があった。

ダラダラと書きましたがこれで最後にします。維新の会がどのような党になっていくのか未知数ですが、ただどうであれ選挙目前に民主党や自民党から慌てふためき、駆け込み寺の如く維新の会に逃げ込んだ面々は生涯に渡り信用しない。

あれだけ自民党議員として保守を熱く語っていた男が、さっさと自民党を離脱し大阪で橋下氏とニコニコしながら写真に収まっていましたが、彼が必死になって掴もうとしているのは目の前のバッチ。その男が国会議員として復帰したところで果たして何が出来るのだろうかと。そして一度失われた信頼は時間と共にジワリジワリと時間をかけて、それはまるで蟻地獄に飲み込まれていくかのように。

さあ〜て、だいぶ長くなりましたので今日はここまで!選挙も残り半分。我々有権者も今度こそふわりとした風に吹かれることなく様々な角度から吟味し一票を入れましょう。

2012年12月11日

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