今日はパンボチェ村からナムチェバザール村まで上がってきましたが、僕の衛星携帯電話が鳴りっぱなしで、その大半が「富士山の世界遺産登録について」の取材。山道を登りながらの電話取材に「ハァーハァー」言いながら答えているのだからちゃんと伝わったか自信ありません。
どうやら日本は富士山世界遺産登録でお祝いモード一色のようですね。このお祝いムードの中で僕は取材を受ける度にどうも世間に対し水を差しているようで申し訳ないような・・・。しかし、どう逆立ちして考えてみても富士山の世界遺産登録の前にやるべきことが沢山あるだろうにと。現状抱えている問題、そして世界遺産に登録された後の新たな課題などそれこそやらなければならないことは山のようにある。その「山」は富士山よりも遥かに高いでしょうね。
まあ~そう愚痴ってばかりいてもどうしようもないですが、では、これから何が出来るのか、それを考えないといけないですね。いずれにせよ静岡、山梨両県には富士山世界遺産登録に向けて誘致した以上は「責任」があることをしかと自覚して頂きたい。
静岡県知事が「入山規制を」と声を上げていますが、言うだけなら誰にでもできる。いわゆる「言うだけ番長」。どこかにいましたね。
本当に富士山が世界遺産登録されるまでにその制度(受け入れ態勢)を立ち上げることが出来るのか、じっくりと見守りたい。夏には静岡にて県知事選がある。富士山(登山者)の受け入れ態勢がそれまでにどれだけ進むのか、有権者は厳しい目でみてほしい。
明日はナムチェ村からディンボチェ村まで一気に登ります。なかなかの距離なので今日は早めにオヤスミします。
4月29日ブログ「富士山の世界遺産登録へマッタ」も合わせてご覧ください。
https://www.noguchi-ken.com/M/2013/04/post-480.html
(5月1日フェイスブックより)
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