2014/06/25

午前中に名古屋での講演を終えトンボ返りで東京に戻り雑誌やテレビの取材を受けましたが、その多くが富士山について。富士山が世界遺産に登録され一年が経ちましたが、昨年と比べ取材内容が大きく変わってきました。
昨年までは世界遺産登録に対しお祝いムード一色だったのが、登録されてから一年が経過した最近では「このままでは世界遺産が取り消しになるのでは!」といった危機感の現れなのか、懸念事項への質問、問いが増えました。過剰に危機感を煽るつもりはないですが、しかし、そう悠長に構えていられる条件でもない。
新刊ではその辺りをたっぷりと書かせて頂きましたが、ユネスコサイドから与えられた宿題への回答期限が残り2年をきりました。一部の行政や政治家だけに問題の解決を求めてもそれは不可能な話で、日本全体が一緒になって考え、世論の中からどのようにして富士山を守っていくべきなのか、といった声が方々から上がらなければ前に進んでいかないだろうと、僕はそのように確信しています。
ひたすら問題提議をするのも中々、エネルギーを必要としますが、今は踏ん張りどころだと頑張ります。
明日も頑張ろう。では、おやすみなさい。
(写真はコジマくんが取材中に撮影したカット。かななか、面白い構図ですよね)
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