今日は大阪にて、フォト・ジャーナリストの林典子さんとトークイベント。何年も前からお会いしたい方でやっとやっと実現しました。
2年前に林さんが出版された「人間の尊厳〜いま、この世界の片隅で」を拝読し共感の嵐でした。
そして「伝える側」の最も大切な部分を大切にされていると感銘を受けました。
20代前半で単身アフリカの新聞社に乗り込みジャーナリストとして活動を始めた彼女の行動力にこういう日本人もいるのだと驚かされました。
間違いなく日本では絶滅危惧種ですね。
何かが起こったその時だけ殺到し、ほんの少し時間が経つと全く興味を示さない
メディアがいかに多いことか。取材しっぱなしでその後のフォローもない。
傲慢な取材スタイルにウンザリさせられる事もありましたが、彼女のスタイルは違う。
単身乗り込み、取材対象者と時間をかけながら少しずつ信頼関係を築いていく。時に何年もかけながら1人の人生を追っていく。
ゆえに彼女の作品や言葉には立体感がある。そして温かみがある。
彼女の生き様に学ぶ事が多い。その林さんとお会いし、直接お話できたこと、大きな財産となりました。
また何か一緒にできたらな〜と今から楽しみです。会場のみなさん、どうでしたか?
「人間の尊厳(岩波新書)」オススメの一冊です。
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