ホーム

ブログ

戦争

ハマスとイスラエルの戦争

戦争

2023/10/14

ハマスとイスラエルの戦争

明らかにハマスはやり過ぎた。SNSに上がっているあまりにも凄惨な数々の映像を見てしまい言葉を失った。あの「イスラム国」を連想させるような残虐さに唖然とさせられた。

ハマスにも言い分もあるのだろうが、民間人を直接ターゲットにしたこの犯行は明らかにテロである。いかなる理由があろうともこのテロ事件は正当化できない。

ここまでやられたイスラエルは国際社会からいかなる非難を浴びようが、いかなる犠牲を払おうが、ハマスの殲滅に向かって迷う事なく突き進むだろう。イスラエルもこれだけ被害を被れば引くに引けないだろう。「殲滅するのみ」という一択。

そして今回は、イスラエル人以外の外国人も犠牲になり、また人質となっている。国際社会の中からイスラエルの対テロ作戦に対し理解を示す国々も現れるだろう。アメリカに至っては空母を派遣した。

国際社会の理解が得られ安ければ、尚更にイスラエルは躊躇する事なくハマスを叩き潰せる。

場合によってはイスラエルがハマス殲滅後にガザに留まり、ガザを占領するかもしれない。

この度が過ぎたハマスによる残虐非道なテロ事件は今述べた全てのケースを容易に連想させるだけのインパクトがある。

ただ、「パレスチナ=ハマス」ではない。ハマスはあくまでも実効支配している武装組織に過ぎない。

ハマスを殲滅するためには、徹底的に空爆をした後に、地上戦へと戦況は進んでいくだろう。ハマスとは関係のない民間人も間違いなく多数犠牲になる。いや、もう既に空爆により多数の民間人が犠牲になっている。

また、ハマスは外国人の人質だけではなく、パレスチナ人を「人間の縦」に使うだろう。現にハマスはパレスチナ人に向かって「逃げるな」と伝えているとの報道も。終わりが見えない戦いにあとどれ程の血が流れるのか...

ロシアのウクライナへの侵略戦争に続き、イスラエルとハマスの全面戦争。ヒズボラがどうでるのか。そのバックにはイランがいるとも指摘。流れ次第では第三次世界大戦というのも、あながちあり得ない話しではない。

「戦なき世を求めていた」であろう戦国時代の人々の頃から現在に至って何一つ変わっていないのかもしれない。

つまり、人類は歴史を学んでいるようで、実は何にも学べない生き物なのかもしれない。

「いずれ人類は滅びる」
戦争が勃発する度にその思いは強くなるばかり。自然災害が多発する中で人間同士が争っている場合ではないと強く思いつつ、しかし、もはや「戦争は人間の性相」なのかもしれないと。

人間が人間である以上、戦争はなくならない。だとするのならば、やはりいずれ人類は滅びるのではないか。

ただ戦争をやめられないのならば、せめて民間人の犠牲を少しでも減らす工夫をしてほしい。

カテゴリー別

ブログ内検索

野口健公式ウェブサイト


(有)野口健事務所 TEL: 0555-25-6215 FAX: 0555-25-6216