何度も被災地に通っていますと被災者や被災自治体の首長の方々から「何回も来てもらって本当に申し訳ない」とよくお声がけ頂きます。
その度に「いや、僕は富士山麓の河口湖町という場所に拠点があります。もし富士山が噴火したら能登に避難してきますので、その時は受け入れてくださいね」に皆さん「その時は家に来てよ。農家だから米は売るほどある。なんなら、壊れていない家をあんたにあげてもいい。能登は酒も美味いぞ!!!」「あんたには10倍返しする。面倒見るから」に「美味い酒があるなら本当にきちゃいますよ」に皆さん、満面の笑顔で「アンタの故郷と思って帰ってきてなよ」に泣きそうになってしまった。
被災地はメディアで報じられている以上に過酷な状況下にありながらも、それでも皆さん、とても明るく優しく話してくれます。
「10倍返ししてやるよ」「故郷と思って帰ってきてよ」のお言葉に本当に第二の故郷のような温かみを感じていました。
災害はあまりに残酷で酷い。しかし、その中にも人々の温もりがあります。
寝袋やソーラーランタンを被災者にお渡しする時に交わされる会話にどれだけ救われてきたことか。
また災害は改めて明日は我が身なのだと。だから災害支援はお互い様。
僕の街が災害にあったらその時は遠慮なく本当に助けてもらいますね。
だから、今は僕たちに遠慮はしないで下さい。今、沢山のご依頼のメールを頂いていますが、困っている方々はもっともっといらっしゃるはずです。
SNSをやられていないご近所でお困りのご高齢の方にもお声がけ下さい。要望を聞いて下さい。そしてピークエイドにご連絡を下さい。
配送できるエリアに関しては「寝袋、ランタンが届いた」と昨日辺りからお返事を頂いています。
その返信のお言葉に僕らは心底、勇気付けられ支えられています。直接お届けるエリアの方々との会話も楽しみです。
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