「ポカラ小学校支援」プロジェクトには、一人のネパール人青年とのつながりがある。彼の名前はターパ・ゴダル・ウパカル。6年前、岡山から夜行バスで富士山清掃に参加してれた。これまでも、日本でネパール人と話す機会は何度かあったが、彼は、他のネパール人とは明確に違う何かを持っていた。まっすぐな眼差しで僕の目を見つめながら、僕への感謝の気持ちを一生懸命話してくれた。聞けば、日本で辛い思いをしているときに、僕の本が心の支えになったのだという。なんだか気恥ずかしい感じがしたが、彼とは友達になれると直感した。そして彼が書いた卒業論文を読ませてもらって、さらに驚いた。本当にネパール人が書いたのか?と疑問に思うほど、しっかりした日本語で素晴らしい内容だったのだ。
彼との友情から、僕とポカラの子どもたちとの交流が始まり、「ポカラ小学校支援」プロジェクトが生まれた。
このプロジェクトには、彼の情熱がたくさん詰まっているが、これには、彼のこれまで歩んできた過酷な日々から生まれた「教育」への熱い思いが注がれている。
日本で体験した無慈悲な差別、日本人には想像もつかない本当の意味での「教育格差」、そして新しい夢・・・
このプロジェクトにつながるウパカル君の歩み、思いをぜひお読み頂けましたら幸いです。
野口健
野口健が理事長を務める認定NPO法人ピーク・エイドでは、ネパールポカラ村の小学校支援を行っています。
みなさまのご支援、よろしくお願いいたします。
2022/12/31 | グルン族の民族衣装 |
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2022/12/31 | 【映像】ポカラの様子です |
2020/06/08 | ポカラの小学校を作っています。 |
2020/06/08 | ポカラの小学校を作っています。 |